東京五輪の防災対策は?専門家会合始まる
5年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックで大地震や火災が起きた場合にいかに備えるか。防災対策を協議する専門家の会合が、東京消防庁で始まった。
東京消防庁で25日から始まった地震や火災の専門家などによる「火災予防審議会」は、東京オリンピック開催時に大地震や火災が発生した場合などに備えてどのような対策をするべきか話し合うもの。
競技場や宿泊施設、観光地では多くの外国人や障害者らもいるため、これらの人たちが緊急時にいかに安全に避難できるか、経路や誘導の仕組み作りもテーマとなる。
東京消防庁の大江秀敏消防総監は、「世界一安心安全な街・東京」を実現するための有効な対策作りを求めている。審議会は今後、定期的に会合を開き、2年後をメドに防災対策をまとめる予定。