口永良部島 住民代表ら間もなく一時帰島へ
鹿児島・口永良部島の新岳の噴火で、避難生活の長期化が避けられない中、現地では1日午前にも住民の代表などを一時的に島に帰すことを決定した。
一時帰島は家や家畜が心配だといった声が聞かれることから行われるもので、住民の代表たちは1日午前にも口永良部島に向かう。
屋久島町・荒木耕治町長「一番強いのはペットをつないだままにしてきているとか、鍵をしていないとか。戸締まりもしてほしい。そういうことがすごくある」
畜産農家も放牧中の牛を心配している。
避難住民(畜産農家)「かけたいです、愛を込めた言葉を。自分の飼っている生き物だから」
先月31日午後、上空から取材すると飼い主がいなくなった島でたくましく生きる牛たちの姿があった。
一時帰島は数時間にとどまる見通しで、島の住民の代表者や役場の職員など27人が防犯・防火対策、家畜へのエサやりなどを行うことにしている。一方、避難生活の長期化は避けられない見通しで、住民たちの不安が解消された訳ではない。