ごみ調査 石垣・対馬の海岸、中韓製が多数
環境省は、過去5年間に全国の7つの海岸で行ったごみの調査結果などを公表した。
環境省によると、過去5年間に日本の海岸で見つかったごみは、プラスチック類が最も多く、全体の6割から9割を占めている。このうちペットボトルの製造国を調べたところ、太平洋や瀬戸内海に面した調査地点では、ほとんどが日本製だったが、日本海側の山口県下関市や長崎県対馬市では韓国製が全体の約5割、沖縄県石垣市では、中国製のものが全体の約8割を占めていることが分かった。
環境省は、調査結果を踏まえ、全国での漂着ごみの量は最大で年間58万トンにのぼると推計していて、「ごみの発生量を減らし、適正な処分を行うよう」国民に呼びかけると共に、「中国や韓国などとも連携し海のごみ問題に取り組んでいく」としている。
(写真は山口県下関市、環境省提供)