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気象庁 口永良部島の噴火警戒レベル2に引き上げ

2022年7月31日 9:20
気象庁 口永良部島の噴火警戒レベル2に引き上げ

鹿児島県の口永良部島では、30日から火山性地震が増加しています。気象庁は火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があるとして、噴火警戒レベルを1から2に引き上げました。

気象庁によりますと、口永良部島では新岳火口付近と古岳付近の浅いところを震源とする火山性地震が増加していて、30日午前10時から31日午前7時までに31回発生しています。

火山性地震を24時間で30回観測するという噴火警戒レベルの引き上げ基準に達し、今後、火口周辺に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があることから、気象庁は噴火警戒レベルを1から2に引き上げました。

新岳火口から概ね1キロメートルの範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石と火砕流に、また、新岳火口から西側の概ね2キロメートルの範囲では、火砕流に警戒するよう呼びかけています。

口永良部島は鹿児島市の南南西およそ130キロに位置する火山島で、2015年5月におきた爆発的噴火では一時、全島民が島の外に避難しました。

口永良部島の噴火警戒レベル2はことし5月25日以来、およそ2か月ぶりです。

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