火力が強く長持ち「紀州備長炭」作り最盛期
三重県紀北町で「紀州備長炭」作りが最盛期を迎え、作業場では出荷作業に追われている。
紀北町にある「MTエンタープライズ」では、土用の丑(うし)の日やバーベキューシーズンなど需要が増える夏本番を前に、厳しい暑さの中、作業に追われている。
備長炭は、原木に木の中でも硬いと言われるウバメガシが使われていて、1000~1300℃の高温で10日から2週間、じっくりと焼き上げる。その後、取り出された炭は土と混ぜた灰をかけ、空気を遮って2日間ほど冷ますと備長炭が出来上がる。
「紀州備長炭」は高級な炭として知られ、火力が強く長持ちすることから人気が高く、全国に出荷されるという。