山陽新幹線事故 カバー取り付けに問題か
福岡県で8日に起きた山陽新幹線の部品脱落事故で、運輸安全委員会の鉄道事故調査官が10日、現地入りし、事故原因の本格的な調査が始まった。
鉄道事故調査官2人は10日午後1時ごろに、福岡県那珂川町の博多総合車両所に入った。JR西日本によると、脱落したカバーは固定用のボルトが2本とも抜け落ちていた。また、隣の別のカバーのボルト1本も無くなっていたという。
カバーは先月24日に取り付けが行われており、JRはこの時の作業に問題があった可能性があるとしている。運輸安全委員会では事故車両を調査するとともに、JRから聞き取りなどを行い、整備に問題がなかったか調べる方針。