西之島“噴出物の量”戦後2番目 4億トン
活発な火山活動が続く小笠原諸島の西之島について、溶岩などの噴出物の量が戦後2番目に多いことが海上保安庁の調査でわかった。
海上保安庁は今年6月から7月にかけて、測量船を使い、西之島の海底調査を行った。この調査のデータを解析した結果、島の南から東側の海底には最大80メートルの溶岩が堆積するなど変化がみられたという。
また、今年7月までの噴火活動による溶岩など噴出物の総体積は、東京ドームの約129個分にあたる1.6億立方メートルと推定されるという。これは、重さにすると約4億トンにのぼり、国内の噴火では1990年からの雲仙普賢岳に次ぐ戦後2番目の規模だという。