施工主・三井住友建設が短い杭を発注
傾いた横浜市のマンションで杭(くい)8本が固い地盤に十分に届いていなかったことについて、施工主である三井住友建設が固い地盤までの深さが約16メートルなのに対し、設計の段階では2メートル浅い約14メートルと見込んで杭を発注していたことが分かった。
三井住友建設は、「事前に地盤調査を行い、14メートルで足りるとの認識だった」と話している。また、問題の杭8本は、いずれも工期の終盤で打たれていたが、杭打ちの段階で長さが足りないことが判明していた場合、「特殊な杭なので、用意するのに2週間から4週間かかったと思う」として、工期が延長された可能性があるとしている。