今年度の文化勲章の受章者と文化功労者が発表され、文化勲章には俳優の仲代達矢さんら、文化功労者には黒柳徹子さんらが選ばれた。

　文化勲章には、ノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった北里大学の大村智特別栄誉教授や物理学賞の受賞が決まった東京大学の梶田隆章教授のほか、俳優の仲代達矢さんら合わせて７人が選ばれた。６０年以上俳優を続けてきた仲代達矢さんは、受章の記者会見で、女優で約２０年前に亡くなった妻への思いを語った。

　仲代達矢さん「喜んでいるのは、（女優で妻の）宮崎恭子。亡き彼女だと思っております」

　一方、文化功労者には、女優で司会業の黒柳徹子さんや脚本家の橋田壽賀子さんら１６人が決まった。

　黒柳徹子さん「テレビで仕事をしている方で、この賞をもらいになった方がいらっしゃらないみたいなので、私は初めからいただけないものと思っておりましたけど、やはりテレビも文化の一つだと皆様が認めてくださったんだと思うと、本当にうれしく思いました」

　文化勲章の親授式は来月３日、文化功労者の顕彰式は来月４日に行われる。