全日空は１１日、羽田空港とオーストラリア・シドニーを結ぶ直行便を就航させた。

　羽田空港では１１日夜、全日空のシドニー便の出発を祝う式典が開かれた。オーストラリアではラグビーの人気が高いことにちなんで、女子７人制ラグビー日本代表の横尾千里選手が登場した。また、乗客には搭乗前、オーストラリア産のスパークリングワインが振る舞われた。

　全日空はシドニー便を１６年前に運休していたが、日本を訪れる外国人旅行客が増えているほか、今年は日本とオーストラリアのＥＰＡ（経済連携協定）が発効するなど経済的な関係も強まっているため、日本からオーストラリアへ向かうビジネス客の需要も見込めるとして再開させたもの。