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妊婦の中南米渡航まった、感染症で胎児が…

2016年1月22日 4:04

 蚊が媒介する感染症と、頭の小さい赤ちゃんが生まれる「小頭症」との関連が指摘されていることから、厚生労働省は、妊娠中にブラジルやメキシコなどに渡航するのを控えるよう呼びかけた。

 ブラジルでは、小頭症が多く報告され、ブラジル保険省は、去年、ネッタイシマ蚊やヒトスジシマ蚊が媒介する感染症「ジカ熱」との関連がみられると発表した。

 今月15日にはアメリカの公的機関も、「ジカ熱の流行国への妊婦の渡航を控えるよう」警告を出した。

 これをうけ、日本の厚生労働省も21日付で、ジカ熱の流行国であるブラジル、コロンビア、メキシコなど14か国への妊婦の渡航を控えるよう呼びかけた。

 ジカ熱は、軽い発熱や頭痛などの症状で、治療薬はなく、数日で治る感染症で、日本では2013年と2014年に海外渡航歴のある計3人の感染者が確認されているという。