調布小型機墜落“エンジン内部”に異常なし
去年7月、東京・調布市で小型機が墜落し、8人が死傷した事故について、国の運輸安全委員会は、エンジン内部の部品に外形上、異常はなかったことを明らかにした。
去年7月、調布市の住宅街で起きた小型機の墜落事故について国の運輸安全委員会は、エンジンのパワーが十分に出ていなかった可能性があるとみて、事故機から回収したエンジンをアメリカのエンジン製造会社に送って、分解するなどして事故原因の調査を行っている。
このエンジンについて運輸安全委員会は26日、エンジン内部の部品については、破損などの異常がなかったことを明らかにした。
今後は、エンジンの外側にある点火装置や、エンジンに残ったオイルなどを分析し、事故当時、エンジンが正常に機能していたかなどについて調査を続ける予定。運輸安全委員会は、今年の夏までに調査結果をまとめたいとしている。