ひび・ズレ…傾いたマンション、内部初公開
去年、横浜市のマンションが傾き、くい打ちデータの改ざんが発覚した問題で、マンションの管理組合は21日、初めて建物の内部を公開した。
傾きが見つかった横浜市都筑区のマンションは、販売した三井不動産レジデンシャルが、「全棟建て替え」と住民に一律300万円の慰謝料の支払いなどの補償案を提示している。マンションの管理組合は、今月27日の総会で「全棟建て替え」を住民の方針として決定したい考えだが、それに先だち、21日、建物の内部を初めて公開した。
問題の西棟では、高層階で手すりの高さが隣接した棟と2センチほどずれているほか、ひび割れも多数見られた。
マンションでは現在、くいの状況をより正確に調べるため、追加のボーリング調査が行われている。