車移動“4割渋滞”損失時間半減へ~国交省
国内での車移動の際、約4割は渋滞に巻き込まれている時間だとして、国土交通省は、この時間を半分程度に減らすことを目指し、来年度から本格的な対策に取り組む方針を決めた。
現在、日本では車移動のうち約4割の時間は渋滞に巻き込まれており、国土交通省は280万人分の労働力に相当する社会的損失だとしている。
高齢化が進み、労働者が減少する中、こうした無駄な時間を減らし生産性を向上につなげるとして国交省は7日、「生産性革命本部」を立ち上げた。
まずは渋滞原因となっている箇所を特定し、来年度は全国約50か所を是正する方針で、今後、渋滞による損失時間を欧米並みの2割程度まで減らすことを目指すとしている。