英語教員の英語力、目標下回る 文科省調査
文部科学省は、英語の教員に求める英語力を英検準1級程度以上としているが、その目標に届いていないことが文部科学省の調査でわかった。
文科省は、教員の英語力と指導力を向上させるため、来年度までに、英検準1級程度以上を持つ教員の割合を、公立の中学校で50%、高校で75%にするという目標を掲げている。
そんな中、文科省が去年12月に全国の公立中学校と高校の教員を対象に行った調査で、取得率が中学校は30.2%、高校は57.3%と、目標を20%近く下回った結果であることがわかった。
前年の調査からは、中学校で1.9%、高校で1.4%とわずかに増えているが、依然として目標に大きく届いていない。文科省は、教員の英語力のレベルアップが必要だとして、教員の研修を強化するなど積極的に改善に努めるとしている。