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益城町り災証明書発行開始 手続きで混乱も

2016年5月20日 13:01
益城町り災証明書発行開始 手続きで混乱も

 震度7を2回観測した熊本県益城町で、20日から「り災証明書」の発行が始まったが、手続きを巡り混乱も見られた。

 益城町では、被害が大きかった地区から順次、り災証明書を発行する予定で、20日は、寺迫や安永など一部の地区の住民を対象にグランメッセ熊本の特設会場で発行が始まった。り災証明書の発行が初日となる20日、手続きを巡っては混乱も見られた。

 受け取りに来た人「『県道の南側はきょうから来て下さい』ときのう電話で確認した。そしたら、きょうはダメですと。もう少し連絡を密にしてもらわないと」

 一方、り災証明書の被害の判定は「全壊」「大規模半壊」「半壊」「一部損壊」の4段階に分かれていて、国からの支援金や仮設住宅の入居条件など判定によって支援に差が出る。証明書を受け取った人の中には判定に不満も持つ人もいた。

 受け取りに来た人「地盤があっての上物ではないかなと、地盤の方は判定の中には入りませんということで」

 益城町には、19日までに約1万800件の申請があり、今月29日までに町内全ての地区の証明書を発行する予定。