スズキ 26車種214万台で“燃費不正”
自動車メーカーのスズキは、国の規定と異なる方法で燃費データを測定し、国に提出していた車が26車種・214万台に上ると発表した。
5月31日に会見した鈴木修会長は、スズキが生産・販売する14車種と、他のメーカーに供給する12車種の合わせて26車種・214万台で、国の規定とは異なる試験方法で燃費データを測定し、国に提出していたと発表した。不正が続いた理由については、燃費データに関わる担当者約20人にヒアリングしたところ、法令と異なる方法だと認識していた人が3割しかおらず、不正の意識が薄かったことや、他部門からのチェック体制が構築されていなかったなどを挙げた。
一方で、すべての車種を正しく測定し直した結果、いずれもカタログの記載より高い燃費値が出たということで、販売は続けるとしている。
この燃費データについて、国土交通省は今後、信ぴょう性を検証することにしているほか、スズキに対し、再発防止策の提出を求めている。