“普天間移設”問題 国が沖縄県を再提訴
アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設をめぐり、国が指示した「埋め立て承認取り消しの撤回」を行わないのは違法だとし、国が沖縄県を提訴した。再び法廷闘争が始まることになる。
22日午前9時ごろ、国の担当者が福岡高裁那覇支部に訴状を提出した。辺野古への移設については、翁長知事による「埋め立て承認取り消し」の撤回をめぐり、国と県が法廷で対立していたが、今年3月、和解が成立していた。
沖縄県側は、提訴を見送り、移設の是非について話し合いで解決したい考えだったが、国はこの問題の早期の決着を図るため、国土交通相の「埋め立て承認取り消しの撤回」の指示に沖縄県が応じないのは違法だとして再び提訴したもので、国と県が法廷で争うこととなる。