ソフトターゲット狙ったテロ 警視庁が訓練
不特定多数の人が集まるいわゆる「ソフトターゲット」を狙ったテロが海外で相次ぐ中、警視庁はスポーツ施設がテロリストに狙われたとの想定で訓練を行った。
訓練は、東京・東久留米市のスポーツ施設で、テロリストがサリンが入ったペットボトルを置いて逃走したとの想定で行われた。
訓練ではまず、施設のスタッフが利用客を避難誘導し、その後、消防隊員らがサリンを吸って倒れた客らを搬送した。
最後に、警視庁のテロ対処部隊がサリンを安全な場所まで運び、現場を除染した。
警視庁はこうした訓練を通じて、ソフトターゲットを狙ったテロへの対処能力を向上させたいとしている。