豊洲、五輪は?都知事vs都議会 論戦開始
東京都議会では4日、小池知事就任後、初めてとなる代表質問が行われ、豊洲市場やオリンピックなどの課題を中心に本格的な論戦がスタートした。
都議会自民党・高木啓幹事長「知事が指摘した都議会のブラックボックスは、どのようなもので、どこにあるのか解明されましたでしょうか」
小池知事「日本流の根回しをはじめ日本の政治風土では、往々にして主権者の目の届かないところである種の力学が働きがちです。(ブラックボックスとは)一般都民の目線では見えづらいところもままあるということを表現したものです」
各会派からは、豊洲市場の問題や2020年東京オリンピック・パラリンピックの会場計画の見直しなどについて質問が相次いだ。豊洲への移転延期に伴う市場関係者への対応を問われた小池知事は、補償など市場関係者からの相談に乗る「豊洲移転サポート相談室」の人員を増やし体制を強化する方針を明らかにした。
また、都の調査チームが提案したオリンピック会場の抜本的な計画見直しの判断時期については、都の事務方が今月中をメドに検討内容をとりまとめ、小池知事がそれをもとに判断する意向を示した。その上で、「大会の業務や費用の都・国・組織委員会の役割分担については、年内に決められるよう協議を進める」と述べた。
小池知事「国会と比べて寝ている人がいなかったのはむしろ驚きでありました。生活に関する課題はたくさんありますのでね、それは1つずつ着実に進めていきたいと思います」
5日は16人の議員による一般質問が行われる予定。