鳥取市内でサルの目撃が相次いでいる。白昼堂々と住宅街に出没するサルの姿をカメラがとらえた。

　軽々と柵を越え、住宅のベランダへと飛び移ったサル。撮影している日本海テレビのスタッフを横目にマイペースだ。このサルが目撃されたのは、鳥取市の市街地にある住宅街。鳥取市によると、１４日から１５日正午にかけてサルの目撃情報が少なくとも７件あり、サルは鳥取市の市街地を約５キロ移動したとみられている。近くの学校ではメールで注意を呼び掛けるなどしていた。

　１５日、住宅街を移動していたサル。カメラマンも一度見失うが、再び発見。この時は、住宅の軒下でうずくまっていた。

　鳥取市によると「何らかの理由で群れからはぐれ食べ物を探して市街地に迷い込んだのではないか」という。鳥取市では今年７月にも橋の欄干を悠々と歩くサルが目撃されているが、この時と同じサルなのかはわかっていない。

　１５日に目撃されたサルはその後、鳥取砂丘方面へと姿を消した。鳥取市は、サルに出会ったら「とにかく刺激をしないように」と注意を呼び掛けている。