社員が自殺して過労死と認定された大手広告会社「電通」は、長時間労働を解消するため、来年１月をメドに社員の約１割、６５０人規模の人事異動を行うと発表した。

　電通では、女性社員が過労で自殺したことから、長時間労働を解消するため、業務内容の見直しをしている最中。電通の発表によると、人材の配置についても改善を進めていて、来年１月をメドに、全社員の約１割にあたる６５０人規模の人事異動を行うとともに、約６０人の中途採用を今月中に募集するという。

　これによって、業務時間の短縮とともに、１人１人の業務量の平準化を目指す狙い。また、新たに、個人の健康に配慮しながら勤務管理ができる管理職約７０人を各局に配置するという。