福島県双葉町の成人式、避難先のいわき市で
福島第一原発の事故で、全ての町民が避難する福島県双葉町の成人式が避難先のいわき市で行われた。
福島第一原発が立地する双葉町の成人式には、県内外の避難先から58人が参加し、伊澤史朗町長から成人証書が手渡された。
双葉町の新成人「みんなと久しぶりに会ったので、うれしい気持ちもありますけど、双葉町でできなかったっていうのは、ちょっと残念かなと思う」
町の大部分が「帰還困難区域」となる双葉町では、除染で出た汚染土壌などを30年間保管する中間貯蔵施設の建設が進む一方、住民の帰還の見通しは立たないまま。
新成人たちは、同級生との再会を喜びながら、復興への誓いを新たにしていた。