“原発避難”千代田区でも児童3人にいじめ
東京電力・福島第一原発事故の影響で福島県内から避難してきた児童3人が、東京・千代田区の小学校でいじめを受けていたとして、弁護士グループが区の教育委員会と当該の小学校に対して通報し、対応を求めた。
原発避難者を支援する弁護士らからなる「東京災害支援ネット」によると、原発事故の後に福島県内から千代田区に避難してきた当時小学生の児童3人は2011年から2015年にかけて、いじめを受けていたという。現在中学生の男子児童は、クラスで「班」をつくる際に机をつけてもらえず、「菌がうつる」などと言われ、七夕の短冊に「天国に行けますように」と書くほど追い詰められていたという。
また、別の児童は同級生からいじめられるだけでなく、担任の教師も「ノートあげるよ。おうちではノート買えないんでしょ」などと発言したということで、代理人の弁護士は27日、千代田区教育委員会と当該の小学校に通報した。
これに対し、千代田区教育委員会は「ただちに調査を開始する」としている。