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全数把握“見直し”検討の4県、厚労相に対応検討を申し入れ“対象外の人が療養証明書受け取れず混乱も”

2022年8月30日 16:53
全数把握“見直し”検討の4県、厚労相に対応検討を申し入れ“対象外の人が療養証明書受け取れず混乱も”

新型コロナウイルスの感染者の全数把握の見直しを検討する宮城県などが、届け出の対象外となる人が療養証明書を受け取ることができなくなるとして、加藤厚生労働大臣に対応を検討するよう申し入れました。

宮城や茨城など4つの県は、来月2日から感染者の全数把握の見直しを行う予定ですが、届け出の対象外となる人が療養証明書を受け取ることができなくなり、医療保険の受け取りの際などに混乱が生じる恐れがあるとして、30日、加藤厚労大臣に対応を検討するよう申し入れました。

村井宮城県知事は、対応されない場合には、宮城県としては見直しを行わない可能性もあるとしています。

一方、茨城県の大井川知事は、開始日を急に変更したことについて、「お粗末な対応で非常に遺憾だ」と苦言を呈し、現場が混乱しないよう十分な調整を行うよう国に求めました。