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スーパーがない地区!母ちゃんたちの挑戦

2018年11月15日 14:09
スーパーがない地区!母ちゃんたちの挑戦

人の気配がないスーパー。店内は暗く、床は泥だらけです。今年7月に起きた西日本豪雨で被災し、閉店したままです。この地区で被災した宇都宮由美子さん(55)――

「ここが開いてる時は、活気がありましたけどね」「やはり(店が)ないと困る」

地区で唯一のスーパーがなくなり、住民は買い物が困難な状態になってしまいました。こうした状況に、お弁当屋さんの代表を務めている宇都宮さんは職場のみんなとある挑戦をすることに。お弁当屋さんのスペースを使い、小さなスーパーを開くという計画です。

元々はみかん農家だった宇都宮さん。10年前に突然の病で夫を亡くしました。

宇都宮さん「私は何を目標に生きていくのかなと考えたときに、どうせ一人で生きるから余生は人のために何かできたらと」

そうした思いで、2010年にはじめたお弁当屋さん。今回は買い物難民となった、地区の人々のために、スーパーの開店に挑戦をすると決断したのです。

資金の支援を募るなど苦労を重ね、何とか迎えたオープン当日。店内は準備で大忙し、お客さんは来てくれるでしょうか?いよいよ開店の時間、早速お客さんが来店――

買い物客「もうとっても嬉しいです」

地区の人に喜んでもらえました。

宇都宮さん「皆さんが気軽に入れる店を作りたいという思いが一番」「自慢できるような街になればいい」

【the SOCIAL viewより】