両陛下、日本語学ぶ学生らと交流「大変でしょう。娘の愛子も卒論はこれから」
インドネシア訪問中の天皇皇后両陛下は19日、大学を訪問し、日本語を学ぶ学生たちと交流されました。
19日午後、東ジャカルタ市内の大学に到着された天皇皇后両陛下。立ち止まって耳を澄まされたのは、日本の名曲「上を向いて歩こう」です。竹でできた民族楽器「アンクルン」による学生の演奏に、拍手を送られました。
ダルマ・プルサダ大学は日本への留学経験者らが設立した私立大学で、両陛下は、日本語学科で日本語を学ぶ学生たちと懇談されました。
天皇陛下「特にどういう作品が好きですか? 」
学生「私は太宰治の『人間失格』」
天皇陛下「『人間失格』なかなか難しいですね」
皇后さま「いつごろ日本文学に出会ったんですか? 」
学生「中学の頃から」
両陛下は日本に興味を持ったきっかけなどを尋ね、卒業論文に取り組む4年生には「大変でしょう。娘の愛子も卒業論文はこれからです」などと励まされていました。