大学など高等教育の無償化で、文部科学省は所得が低い世帯を対象にした返済する必要がない給付型奨学金の年間の支給額について、最大で約９１万円とする方針案を自民党に示した。

給付型奨学金は、返済が必要がなく、２０２０年４月から支給されるもの。２０日に示された案では、住民税を払っていない年収約２７０万円未満の世帯では、国公立の大学や短大などに自宅以外から通学する人には、年間約８０万円、自宅から通う人は約３５万円。

また、私立の学校に自宅以外から通う人には約９１万円、自宅から通う人には約４６万円を支給するとしている。それに準ずる世帯の学生にも３分の２から３分の１の額が支給される。

文部科学省は今後さらに検討を行い、来週、正式決定される見通し。