隈氏、五輪後の街づくり“歩く人の目線で”
新国立競技場の設計に携わった建築家の隈研吾氏が14日夜の「深層NEWS」に出演し、来年の東京オリンピック後の街づくりでは、歩く人の目線で楽しめることが基準になると指摘した。
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建築家・隈研吾氏「高齢者は時間もあって、そういう人たちが街を歩いて楽しむ。そういう人の目線になって歩いて、どう楽しめるか。そういう人たちは大きなショッピングセンターに車で乗り付けてバンというんじゃなくて、路地を歩いて行って、ちょっと買い物したり、ちょっとお茶したりみたいな、そういう人たちのライフスタイルを基準にして、街をもう一回つくり直したらいいんじゃないかと思うんですね」
隈氏はまた、もう超高層の建物をバンバン建てるのではなく、今ある街の中に幸せを見つけるような考え方が、世界の国々が少子高齢化に向かう中で一つのメッセージになるのではないかと強調した。