ヒット商品で振り返る「さよなら平成」。今回は平成２６年（２０１４年）、注目したのは「あべのハルカス」です。

１位「アナと雪の女王」…みんなが口ずさんだレリゴー。
２位「妖怪ウォッチ」…みんなが踊った妖怪体操。
３位「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」…ハリー・ポッターの世界で魔法を体験。
４位「ジェルボール洗剤」…計量せずに入れるだけ。
５位「Ｂａｎ　汗ブロックロールオン」…直塗りタイプの制汗剤。
６位「伊右衛門　特茶」…体脂肪を減らすのを助ける。
７位「ＴＳＵＭ　ＴＳＵＭ」…つなげて消すだけ簡単パズルゲーム。
８位「クロワッサンドーナツ」…サクフワ食感が新しい。
９位「格安スマホ」…格安ＳＩＭで携帯代が安く。
１０位「あべのハルカス」…日本一の超高層ビル。

今回注目したのは１０位のあべのハルカス。日本一の超高層ビルを可能にしたのは、階段状の形です。

西風が強い大阪。南と西で建物の形状が違います。風の通り道を考え、南側に比べて西側は、空気抵抗を減らすよう、上層階を細長く設計しているのです。このスペースは建物の骨組みを支える節になり、地震時に建物の変形をおさえる効果があります。他にも、超高強度のコンクリートなどさまざまな耐震技術で、あべのハルカスは、国内最高レベルの耐震性能を備えています。

大阪第３のターミナル・阿倍野駅直結のあべのハルカス。駅の機能を止めることなく、工事を進める必要がありました。敷地いっぱいに建設されたあべのハルカスは、大量の建設資材をどのように搬入し、さばいていくかが課題でした。

低層階が完成すると生まれる屋上空間。そこを、上層階を建設する足場として利用することで、スペース不足を補いました。こうして誕生したのが、高さ・耐震性能日本一のあべのハルカスでした。

【ｔｈｅ　ＳＯＣＩＡＬ　さよなら平成より】