春を呼ぶ風物詩「山焼き」 山口・秋吉台
山口県美祢市の秋吉台で、春を呼ぶ風物詩「山焼き」が行われた。
秋吉台の山焼きは、カルスト台地の枯れ草を焼いて新芽を成長させたり、森林化を防いだりするために行われているもので、日本最大規模の野焼き。毎年地元の人たちが約1140ヘクタールにわたって火入れ作業を行っている。
高齢化などで地元の参加者が減っている一方、ボランティアが増えていて、今年は約1000人が参加した。時折吹く強い風で炎が5メートル近く立ち上がる場面もあり、観光客から大きな歓声が上がっていた。
観光客「やっぱり爽快ですね」「すごいバチバチいってて、色がめちゃくちゃ赤だったから、燃えてるんだなという感じがしました」
前日の雨の影響で火の広がりは遅かったものの、山焼きを終え、春を迎える準備を終えた秋吉台。例年5月ごろには新緑が芽吹き、本格的な観光シーズンを迎える。