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都構想協議が決裂 大阪府知事・市長W選へ

2019年3月8日 1:29
都構想協議が決裂 大阪府知事・市長W選へ

大阪市を特別区に再編する大阪都構想をめぐる維新の会と公明党らによる協議は7日夜、決裂した。松井大阪府知事と吉村大阪市長は8日、辞職を表明し、来月、出直しのダブル選挙が行われることになる。

大阪都構想について知事と市長、議員で話し合う法定協議会が7日夜に開かれ、住民投票を行いたい大阪府の松井知事ら維新側と、これに慎重な公明党との間で激しい応酬が繰り広げられた。

大阪府・松井知事「僕が一方的に(住民投票の)スケジュールをつくっているということか」

公明党大阪市議団・土岐幹事長「(慎重な議論を求める)私たちの方針は変わっていない。むしろ協議会を停滞させたのはどこに原因があると思うか」

維新は2年近く議論したとし、知事と市長の任期満了が近い11月24日に都構想への賛否を問う住民投票を行うことを提案したが、採決の結果、公明・自民らが反対し、否決された。

大阪府・松井知事「(公明党に)完全にだまされたということ。ありとあらゆる手段を使う」

公明党大阪市議団・土岐幹事長「議論を前に進めようとしているのにあの(松井知事の)対応はとんでもない」

大阪都構想をめぐっては4年前、橋下市長のもとでの住民投票で反対多数となり維新は今回、2度目を目指していた。

松井知事と吉村市長は「有権者に信を問う」とし8日、辞職を表明し、松井知事が市長選に吉村市長が知事選にと立場を入れ替えて立候補する考え。