ＪＯＣ（＝日本オリンピック委員会）の次期会長に、柔道オリンピック金メダリストの山下泰裕氏が就任する見通しであることが分かった。

東京オリンピックの招致をめぐる贈賄疑惑で、フランスの司法当局の捜査対象になっているＪＯＣの竹田恒和会長は、６月の任期いっぱいで会長と理事を退任する。

こうした中、後任の会長には、柔道のオリンピック金メダリストで、国民栄誉賞を受賞した山下泰裕ＪＯＣ選手強化本部長が就任する見通しであることが分かった。

複数のスポーツ関係者が、先月すでに、山下氏に就任を打診していたという。

ＪＯＣは今後、役員候補者選考委員会を開いたうえで、６月２７日の評議員会で、新しい理事を決定する。新しい理事には、外部の人材も複数選ばれる見通し。

その後、７月４日の理事会で、新しい理事らの互選により、山下氏が正式に会長に選ばれる見通し。