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熊本地震3年 益城町仮設住宅でも追悼行事

2019年4月15日 1:12
熊本地震3年 益城町仮設住宅でも追悼行事

震度7の揺れに2度襲われた熊本地震から14日で3年。熊本県内では各地で追悼行事が開かれた。

慰霊式が開かれた熊本県庁では、半旗が掲げられた。式では、遺族を代表して、南阿蘇村で妻を亡くし仮設住宅に1人で暮らす増田敬典さんが挨拶した。

遺族代表・増田敬典さん「悲しみは尽きませんが、亡き妻のためにも微力ながら復興の力になりたいと思います」

一連の熊本地震では、熊本と大分で、関連死を含めて273人が亡くなった。東海大学阿蘇キャンパスがあった南阿蘇村では、3年前の熊本地震本震でアパートや下宿が倒壊し学生3人が亡くなった。

東海大3年・津田航士郎さん「私たちにできるのは志半ばで亡くなった先輩方の分まで前を向いて歩いていくことです」

また熊本県内では今でも1万6000人以上が仮住まいを続けている。益城町の仮設住宅では、夜に追悼行事が開かれ、住民が黙とうをささげた。