熊本・阿蘇中岳 噴火停止も火山活動続く
16日に約2年半ぶりにごく小規模な噴火が観測された熊本県の阿蘇中岳は、17日朝は噴火を停止しているが、引き続き活発な火山活動は続いている。
16日午後6時28分にごく小規模な噴火が観測された阿蘇中岳第一火口は、17日午前10時前の福岡管区気象台の観測では噴火は停止しているという。しかし活発な火山活動は続いていて、引き続き噴火が起きる可能性はあるとしている。
京都大学・火山研究センター 大倉敬宏教授「ごくごく小規模な噴火で全く騒ぐ必要のない現象だと思う。火山の下にマグマがたまっている。そこの膨らみ方を注意深く見れば、2014年みたいにマグマ噴火になるか分かると思うので、そういう観測を継続してやればいい」
気象庁は引き続き火口から1キロの範囲には立ち入らず、大きな噴石や火砕流に警戒するよう呼びかけている。