屋久島大雨 孤立の登山客ら全員救助
50年に一度の記録的な大雨に見舞われた鹿児島県屋久島町で、孤立していた登山客らが全員救助された。
屋久島町では18日、1時間におよそ120ミリの猛烈な雨を観測し、土砂崩れや倒木などが発生。登山口につながる3か所以上の道がふさがれた。314人の登山客らが一時、孤立。小屋やバスで一夜を明かした。
その後、19日朝から陸上自衛隊などが救助活動を行い、午後5時半までに全員を救助したという。
バスで一夜を明かした人「暑かったが、寒いよりはましだと思った。警察が対応しているのも分かっていたので、安心していた」
屋久島町によると、低体温症の疑いなどで4人が病院に搬送され、5人が体調不良を訴えているということだが、全員、命に別条はないという。