日航機墜落34年へ 遺族ら御巣鷹の尾根に
520人が亡くなった日航機墜落事故から来月で34年。遺族が小学生たちとともに御巣鷹の尾根に登り、安全の大切さを伝えた。
1985年8月12日に日航機が墜落した群馬県上野村の御巣鷹の尾根を20日に訪れたのは、事故で当時9歳の息子・健さんを亡くした美谷島邦子さんと、東京などから集まった小学生やその保護者ら。その中の1人、内野道恵さんは亡くなった健さんの同級生で、小学3年生の息子・巧くんと一緒に登った。
子どもたちは尾根にある慰霊碑や亡くなった健さんの墓標に手を合わせた。
内野巧くん(8)「こんな事故があったんだなって」
内野道恵さん「きょう来たことを忘れないで、何かのときに来たなと思い出して生きていってくれたらいいなと思います」
美谷島邦子さん「ここ(御巣鷹の尾根)から始まる安全、安全文化を子どもたちと一緒につなげていきたいし、作っていきたい。バトンタッチしていかなければと改めて思います」