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能登半島地震 富山湾の海底斜面崩落、広範囲で 海上保安庁

2024年3月11日 15:51
能登半島地震 富山湾の海底斜面崩落、広範囲で 海上保安庁
提供:海上保安庁

ことし1月の能登半島地震で発生からわずか3分後に津波が観測された富山湾で海底の斜面崩落が広範囲にわたり起きていたことが海上保安庁の調査でわかりました。

海上保安庁は、先月27日から28日にかけて富山湾の地形の変化を確認するため測量船「天洋」による海底地形調査を行いました。

今回の調査で取得した水深データと2010年に北陸地方整備局が調査したデータを比較したところ富山市沖の海底谷の斜面が南北におよそ3.5キロ東西におよそ1キロにわたって崩れ最大で40メートル程度深くなっていることがわかったということです。

1月にも富山市沖の海底谷の斜面が一部崩壊していることを発見していましたが沿岸域をさらに調査したところ広範囲にわたり崩壊していたことが判明したとしています。

能登半島地震では震源から離れた富山市の津波観測点で地震発生のわずか3分後に津波の第1波が観測されていて海底の斜面崩壊と津波との関連が指摘されています。海上保安庁はこの新たな調査結果を11日行われている政府の地震調査委員会に報告しているということです。

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