東京オリ・パラ 選手村の完成図と概要公表
来年の東京オリンピック・パラリンピックまで1年を切り、大会組織委員会は5日、選手村の完成イメージ図と概要を公表した。
選手村は、東京・晴海の海辺に位置し、14階から18階建ての宿泊施設が21棟・およそ3800戸あり、オリンピックでは1万8000ベッドが、パラリンピックでは8000ベッドが用意される。
食事をする場所は、メインダイニングとカジュアルダイニングの2か所がある。メインダイニングは2階建ての建物で、およそ4500席を想定し、24時間営業。
カジュアルダイニングは、およそ400席を想定し、日本の特色ある食事を提供する。雑貨店やカフェなどが集まる「ビレッジプラザ」には、全国63の自治体から集められた合わせて2000立方メートルの国産の木材が使われる。こうした木材は、大会のあと各自治体に戻され、ベンチなどに再利用される予定。
選手村には、東京都が整備した公園が2つあり、緑に親しみやすいのも特徴。公園の広さは、それぞれおよそ3.6ヘクタール。
選手村の宿泊施設は、今年の年末に完成予定で、その後、組織委員会に引き渡され、室内の整備などが行われるという。
選手村は、オリンピックでは来年の7月14日から8月12日まで、パラリンピックでは8月18日から9月9日まで開かれる予定。