東京ガス 不適切な材料で工事 選手村も
東京ガスが、関東で行った300件以上のガス管工事の現場で、道路復旧の際に、指定された材料よりも安い不適切な材料を使って工事が行われていたことがわかりました。不正な工事があった現場には、東京オリンピック・パラリンピックの選手村も含まれていました。
東京都は、東京ガスが1都4県で行ったガス管の工事において、工事後に道路を復旧する際に不適切な工事があったと明らかにしました。
ほとんどは、東京ガスが工事を発注した「日鉄パイプライン・アンド・エンジニアリング」が施工したもので、2016年の4月以降に1都4県で行ったガス管の導入工事337件において、道路復旧の際、指定されていた材料よりも安い不適切な材料が使われていたということです。
現場を訪れた関係者が不適切な工事に気づいて問題が発覚したということで、中には、晴海地区にある東京オリンピック・パラリンピックの選手村も含まれていたということです。
いまのところ、道路に異常は発見されていないということですが、これから想定される耐久年数より早くひび割れなどが発生する可能性があるということで、東京ガスは、今後、改めて再工事を行うとしています。