日航機墜落事故から34年 遺族ら慰霊登山
群馬県上野村の御巣鷹の尾根に日本航空123便が墜落し、520人が亡くなった事故から12日で34年となる。遺族らによる慰霊登山が行われている墜落現場近くから中継。
墜落現場へと向かう登山口の入り口から40分ほど歩くと、墜落現場の御巣鷹の尾根に到着する。
12日は朝から晴れていて、この道を遺族らが、一歩一歩、踏みしめるように登っている。
1985年の8月12日、日本航空123便が、ここ群馬県の御巣鷹の尾根に墜落し、乗客・乗員524人のうち、520人の方が亡くなった。
事故から34年となる12日は、朝早くから遺族らが慰霊登山を行っている。遺族の中には高齢となった方も多く、つえをつきながら休み休み現場を目指す姿も見られた。そして、遺族らは慰霊碑に手を合わせ、犠牲者の冥福を祈った。
幼なじみを亡くした男性「この時期になると必ず思い出しますし、ずっとこの先もそうだと思います」
姉を亡くした男性「顔を見に来た。ここに来たら、落ちたときのことを思い出す。(事故のことを)忘れないでほしい」
このあと、午前10時半からは、遺族らによって墜落現場付近で「安全の鐘」が鳴らされる。