日航機墜落34年 飲酒問題“克服を”社長
群馬県上野村で日航機が墜落し520人が亡くなった事故から、12日で34年。日本航空の赤坂祐二社長が墜落現場の御巣鷹の尾根を訪れ、相次ぐ飲酒問題について「なんとしても克服しないといけない」と語った。
1985年8月12日、羽田発―大阪行きの日本航空123便が墜落した事故では、乗客・乗員520人が亡くなった。墜落現場となった御巣鷹の尾根には、午後2時までに274人の遺族が慰霊登山に訪れた。また、午後1時過ぎには日本航空の赤坂社長が墜落現場を訪れ、去年から相次いだ飲酒問題について言及した。
赤坂社長「(亡くなった520人の方から)本当に何をやっているんだと、事故のことを忘れたのかと、おそらく皆さんおっしゃるんじゃないか。なんとしても今の問題を克服しないといけない。御巣鷹山というのが安全の原点ですから、どんな時も原点に返るということなんだなと私は感じました」
日本航空では墜落事故後に入社した社員が全体の95パーセントを超えていて、赤坂社長は事故の継承が重要なテーマだと強調した。