九州北部大雨 油の除去など復旧作業は難航
九州北部に大きな被害を出した記録的大雨から4日で1週間。被災地では4日も復旧作業が続いているが、住民が日常生活を取り戻すには時間がかかる見込み。
鉄工所から約5万リットルの油が流出した佐賀県大町町では、4日も自衛隊などが中心となって油の除去作業を行っている。しかし、田畑などには多くの油が残ったままだ。
佐賀と福岡では、これまでに4人が死亡、1人が意識不明の重体となっていて、佐賀県内では127世帯265人が避難所生活を続けているほか、床上浸水などの住宅被害は3000棟以上確認されている。
一時孤立状態だった順天堂病院では院内の清掃が進み、今月9日から外来受付を再開する予定。