北京五輪まであと10日米データ会社がメダル予想羽生結弦選手「銀」予想…ナゼ?
アメリカのデータ会社グレースノートは、北京冬季五輪の開幕を前に各国・地域のメダル獲得数予想を公表しました。五輪3連覇の偉業に挑むフィギュアスケート羽生結弦選手はまさかの「銀」予想。なぜなのか?聞いてみました。
■気になるあの選手、日本勢のメダル獲得予想は?
米データ会社・グレースノートが公表した1月25日時点の最新の予想では、日本勢は金メダル2つ、銀メダル8つ、銅メダル9つの計19個のメダル獲得との予想となりました。
2つの金メダルは、日本選手団の主将を務め、スピードスケート女子1500mに出場する髙木美帆選手。そして、スキージャンプ男子個人ラージヒルに出場予定の小林陵侑選手が獲得する、との予想です。
■羽生結弦選手・小平奈緒選手は銀予想
一方、五輪3連覇の偉業に挑むフィギュアスケート男子・羽生結弦選手は銀メダル、との予想に。スピードスケート女子500mで連覇を狙う小平奈緒選手も今回は銀メダル予想となっています。
なぜ銀メダルとの予想になったのでしょうか?現段階での予想についてグレースノート社に聞いてみると、「各選手のこれまでの大会への出場状況や、出場大会で残した成績(スコア・タイム)が影響していると考えられる」としています。
ただ、羽生結弦選手、実は前回の平昌オリンピックでも銀メダルと予想されていましたが、見事に予想を覆し、金メダルを獲得しているんです。
■メダル予想その精度は
今回の予想を手がけたグレースノート社は2012年ロンドン夏季五輪の前からメダル獲得の予想をスタートしました。
精度の高さを売りとしていて、各競技の大会における個人やチームの成績を収集し、分析。去年の東京五輪でも予想を行っており、開催国のアドバンテージを織り込むなどして日本のメダル獲得数を60個(うち金メダルは26個)と予想。実際に日本勢は58個のメダルと27個の金メダルを獲得しました。
一方、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、アジア勢の選手たちが一時的に競技大会への参加を見送るなどした影響から、一部の国において獲得予想が実際より少なく見積もられている可能性もあるとしています。
実際、去年10月には100日前の獲得予想として日本のメダル獲得数を13個(金3銀4銅6)としていましたが、最新予測では6個、獲得予想を上積みしています。
■大会の展望
今回の予想では、開催国の中国がメダルを獲得できる可能性がある競技も分析。
カーリング、フィギュアスケート、フリースタイルスキー、ショートトラック、スノーボード、スピードスケートなどを獲得の可能性がある競技として挙げています。
グレースノート社は2月初旬にも、より精度を高めた最終的な予測を改めて公表する予定としています。