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入試問題漏らす 首都大学東京が教授を解雇

2019年12月24日 19:45
入試問題漏らす 首都大学東京が教授を解雇

首都大学東京は、大学院の入試問題を受験生に漏らしたり、参議院選挙で学生に対し特定候補者への投票を呼びかけたりしていたとして、53歳の男性教授を懲戒解雇処分にした。

24日付で懲戒解雇処分になったのは、首都大学東京・健康福祉学部の竹井仁教授。

大学によると、竹井教授は、2017年5月に行われた大学院の入試の前日、飲み会に同席した男性受験者に対し、自らが試験問題の作成者であることを明かした上で、英語と小論文の試験内容を漏らしたという。

また、2016年の参議院選挙の際には、複数の学生にLINEを使って、特定の候補者への投票を呼びかけていたという。

竹井教授は聞き取りに対し、「受験生は以前からの知り合いで、大学院に受かって、頑張ってほしかった」「軽率で非常に申し訳ないことをした」と事実関係を認めているという。受験生との間に金銭などの授受は、確認されなかったという。

首都大学東京の上野学長は会見で、「入試や教育という大学の根幹に関わる極めて重大な問題であり、心からおわび申し上げる」と謝罪した。

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