「カイロス2号機」再び打ち上げ中止 きのうに続き“直前の発表”
和歌山県串本町にある、日本初の民間ロケット発射場で予定されていた小型ロケット「カイロス2号機」の打ち上げは、14日に続いて15日も、直前に「中止」が発表されました。
和歌山県串本町から中継です。
和歌山県串本町の見学会場には、15日も1000人以上が集まりましたが、2日連続の打ち上げ「中止」が決まると、集まった人たちからは、ため息が漏れました。
日本初の民間のロケット発射場「スペースポート紀伊」で午前11時に予定されていた「カイロス2号機」の打ち上げは、日本の民間ロケットとして初めて人工衛星を地球の軌道に投入する計画です。
ことし3月の“初号機”の打ち上げでは、直後に安全システムが起動し爆発していて、そこからわずか9か月という短期間での再挑戦となりました。
14日は上空の強い風を理由に中止され、15日に改めて打ち上げを目指しましたが、午前10時半ごろ、再び「風」を理由に中止が発表されました。
見学に訪れた人
「えーまた延期。見たかったのに」
「まだ失敗ではないので。次回飛べることを祈って」
打ち上げを行う企業「スペースワン」はこのあと会見を開き、中止の詳しい理由を説明する予定です。