女性初「棋士」見送り 里見女流五冠「今後の糧にしたい」も再受験の意思は「今のところない」
将棋の里見香奈女流五冠が棋士編入試験の第3局で敗れ不合格となり、女性初の「棋士」誕生は見送りとなりました。
若手棋士5人と対局し、3勝で合格となる試験で第1局と第2局で連敗し、後がなくなっていた里見女流五冠。
13日、狩山幹生四段との第3局にのぞみましたが、中盤から苦しい局面になり、午後4時すぎに投了して3敗目を喫し、不合格となりました。
――結果について
里見五冠「(自分が)弱いといったところにほかならないんですけれども、大きな舞台で敗戦することによって自分自身も成長できると思っておりますので、今後の糧にしたいと思っております」
日本将棋連盟によりますと、再び規定の成績を残すことができれば再受験が可能だということですが、受験の意思について「今のところはない」と語っています。