都専門家会議“GWは普段会わない人と接触増える”感染拡大へ懸念
東京都は新型コロナウイルスの感染状況を分析する会議を開き、ゴールデンウイークを前に感染再拡大への懸念を示しました。
国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師「感染の再拡大の危険性が高い。新規の陽性者数が十分に下がりきらないまま増加に転じることに、引き続き警戒が必要であります」
東京都内の感染者の7日間平均は20日時点でおよそ6006人で、前週の82%ほどに低下したものの、未だ高い水準にあると指摘され、感染状況についての警戒レベルは4段階中、最も深刻なレベルが維持されました。
専門家は、ゴールデンウイークには普段会っていない人との接触の機会が増えるとして会食時の感染対策の徹底を呼びかけるとともに、重症化の予防や死亡率低下のためワクチン接種の推進が必要と改めて強調しました。
また、オミクロン株の新たな種類「BA.2」の疑いと判定された割合は、今月11日までの1週間に行った都の独自のPCR検査で85.1%に増加したと報告されました。