日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン容疑者の元側近グレッグ・ケリー被告が、１５日に初公判を迎えるのを前に日本テレビの単独インタビューに応じ、「私はいかなる日本の法律にも違反していない」と述べ、無罪を主張しました。

ゴーン容疑者の元側近で日産の元代表取締役、グレッグ・ケリー被告が、日本テレビの取材に応じました。

ケリー被告「もっと早く裁判が始まってほしかったです。私はいかなる日本の法律にも違反していません」

ケリー被告は、ゴーン容疑者の報酬を有価証券報告書に９１億円あまり少なく記載した罪で、ゴーン容疑者の共犯として起訴されました。

ケリー被告「（起訴内容を）もちろん私は否定しますよ。カルロス・ゴーン容疑者が報酬を減額するという決断をしました」

減額はゴーン容疑者が自ら決めたことで、将来、支払われる報酬額については「確定していなかった」として、無罪を主張しました。また、ゴーン容疑者がレバノンに逃亡したことについては…。

ケリー被告「彼がここ（日本）にいてくれたらと思います。彼が証言してくれればと思います。しかし、彼は自身と自身の家族のためにこの決断をしました。必要以上に（裁判に）時間がかかりすぎているということに対し、（ゴーン容疑者の決断を）私は理解できます」

逃亡について、理解を示す場面もありました。