千葉県南部の水不足 さらに深刻化の恐れ
水不足が続いている千葉県南部について、気象庁は、「今後1か月程度にかけても、まとまった雨が降る可能性は小さい」と発表しました。水不足がさらに深刻化する恐れがあります。
関東甲信地方では高気圧に覆われて晴れる日が多く、特に千葉県南部では、10月下旬からの降水量が平年の3割を下回るところが多くなり、水不足が深刻になっています。
こうした中、気象庁は「今後1か月程度にかけても、まとまった雨が降る可能性は小さい」と発表しました。
千葉県南房総市の小向ダムは11日午前9時の時点で貯水率が31.0%まで低下しています。南房総市では、市民に節水を呼びかけるとともに、川から小向ダムに水を運び入れるなどの対応を続けていますが、今後、貯水率が20%を切った場合、来月上旬から丸山・和田・千倉地区の一部で断水を実施するとしています。